銀杏古書堂の素人ネタ

Bがボケて、Aがつっこみます。逆にすればよかったと思っています。たまに違うやつもあります。贔屓目に見てセトウツミのパクリみたいなもんです。

◯ゲーム

B「しりとりしようぜ」
A「いいで。何しりとりにする?」
B「一文字しりとりしよか」
A「終わらんぞ。勝ちも負けもないぞ」
B「やめとこか」
A「うん、やめとこ」
B「車の名前しりとりしてみる?」
A「やってみよか」
B「ハイエース
A「スイフト
B「ないわ」
A「ない事はないやろ」

B「トヨタ、とかでもいいん?」
A「あかんよ。車種名だけや」
B「じゃあないわ」
A「ない事はないやろ」
B「これやめよ。別のに変えよ」
A「何にする?」
B「外国の有名人しりとりな」
A「ええで」
B「ハル・ベリー
A「リチャード・ギア
B「ないわ」
A「弱すぎんねん」

 

A「古今東西にしようや」
B「そうしよ。お題は?」
A「阪急三宮から阪急梅田までの駅の名前な」
B「うん」
A「ちなみに特急の停車駅な。んで三宮と梅田はなしな」
B「うん」
A「行くで。夙川」
B「春日野道」
A「春日野道は特急とまらへんねん」
B「武庫之荘
A「武庫之荘も特急とまらへんねん」
B「じゃあないわ」
A「あんねん」
B「根っからのJRっ子やし」
A「根っからのJRっ子は武庫之荘も春日野道も知らんやろ。いかにも特急がとまりそうな芦屋とかならまだしも。武庫之荘と春日野道はまだマイナーな方の駅や」
B「長いわ。それと武庫之荘と春日野道で降りる人たちに謝って」
A「すいませんでした」
B「五万両編成の列車ぐらい長いわ」
A「それだけで路線パンパンなるわ」

 

◯楽器なん

B「この前F1見たらさ、めちゃくちゃおもろくてさ」
A「うんうん」
B「趣味をピアノからF1鑑賞にしよかと思って」
A「えっ趣味ピアノやったん?」
B「うん、琴もやってるで」
A「えっ琴もやってんの?」
B「チベッタンホルンもやってるし」
A「チベッタンホルンまでやってんの?いや、チベッタンホルンって何?」
B「楽器やで」
A「楽器なん。こっちはまだF1の面白さが分からんから、どこがどうおもろいか聞かせて欲しいところで止まってんなのに。むっちゃ趣味出してくるやん」
B「アンクロンとかは小2からやってるで」
A「アンクロンを小2からやってんの?いや、アンクロンって何?」
B「楽器やで」
A「楽器なん」
B「最近ワムデを始めたんやけど、難しいわ」
A「ワムデ?」
B「楽器やで」
A「楽器なん」
B「でも一番得意なんはマンドゥックかな」
A「それも楽器なん?」
B「楽器やで」
A「楽器なん」

B「それらを超えたわけ。F1が」
A「どうおもろいん?正直、全然分からんわ。車にも興味ないし」
B「スピード感ちゃう?」
A「えっ、見に行ったん?」
B「いや、見に行くほど好きちゃう」
A「見に行くほど好きちゃうものに負けた昔からやってる楽器たちはなんなん」

 

◯ゾンビ

B「包帯ぐるぐる巻きにされた奴が両手を前に突き出して、ゆっくり歩きながらこっちに向かってくるとするやん?」
A「唐突にそのシチュエーション話はなんやねん。まあ、うん」
B「そいつ見て何やと思う?」
A「なんやと思うかって?ミイラ男ちゃうの?」
B「包帯の中身を確認してないのに、ミイラ男と断定する?」
A「大体そうやん。映画とか漫画とかでは」
B「メディアの情報を鵜呑みにすな」
A「ええやんけ」


B「もしそのとき自分が銃持ってたらどうする?ショットガンタイプのやつ。ガコンッてするやつ」
A「撃ち殺すよ」
B「ガコンって?」
A「ガコンってのは弾を装填する時のあれやろ。バンって撃つよ」
B「ガコンってのが弾を装填する時のあれってのはなんで知ってるん?」
A「ターミネーターシュワちゃんがやってたやん」
B「メディアの情報を鵜呑みにすなて」
A「ええやんけ」


B「全身を包帯でぐるぐる巻きにして、両手を前に突き出して歩くのが趣味の公務員やったとしても?」
A「公務員失格やそんな趣味のやつ」
B「やっぱり撃つん?」
A「いやいや、まず街はどういう状況なん?北斗の拳みたいな世紀末感バチバチな感じ?バイオハザードみたいな町中に溢れてる感じ?それともハムナプトラみたいなエジプトの秘宝感バチバチな感じ?」
B「いや、平日の神戸」
A「撃たんよ」
B「撃たんの?」
A「絶対に撃たん」
B「撃てよ」
A「捕まるやんけ」
B「お前は撃つねん。んでそいつの顔の包帯がちょっと緩んでさ、そこからチラッと顔が見えて気付くねん。まだ自分が未練タラッタラの元カノやねん」
A「なんやねんそのしょーもないストーリー」
B「んで叫ぶねん」
A「何て?」
B「助けてください!って」
A「俺が撃ったのに」
B「空港で」
A「神戸空港おったん?平日の神戸空港で大事件やないか。ショットガン持った男が包帯ぐるぐる巻きの元カノを撃つって」
B「んで曲が流れんねん」
A「平井堅?」
B「いや、コブクロ
A「何でコブクロ!?」

 

◯ジュウシマツ

B「この前な」
A「うん」
B「仕事でサンダーっていう鉄とか切る電気道具使ってんよ」
A「うんうん」
B「んでな、俺が持っていく係に任命されてさ準備したんやけど」
A「うん」
B「替えの刃を持っていくの忘れてもうてんよ」
A「あらら。誰も持ってなかったん?」
B「だれも持ってなかってん。そしたら職人さんがむっちゃ怒ってさ」
A「へぇ。どんな感じで?」
B「お前な、ええか?よう聞いとけよ。サンダー持って来るときは絶対に替え刃も持って来なあかんねん。次の日に使うって分かってんのに、前日から入れとかへんからこういう事が起きんねん。お前ほんまそういうとこあるでって」
A「うわぁ」
B「なかなかの声量で」
A「うわぁ」
B「中国の天才少年ばりの」
A「名前出てこうへんのやったらスーザンボイルとかでよかったやんけ」

 

B「怒りすぎて目も二等辺三角形みたいになってて」
A「それは知らんけど」

B「でもな」
A「うん」
B「その職人さんな」
A「うん」
B「歯、一本もないねん」
A「うわぁ。歯ないやつに刃の事で怒られたんや」
B「全然説得力ないやろ。入れ歯もしてへんねん」
A「うん、そんな説得力ない話聞いた事ないわ。てか、なんで入れ歯せえへんのやろ?」
B「入れ歯したらビールがまずいらしい」
A「知らんがな」
B「こんな知らんがな話聞いた事ないやろ?」
A「ないない」

 

 

B「昼は毎日幕の内弁当食うねん」
A「歯ないのに」
B「たまにニコニコ顔でキャラメル買ってくんねん」
A「歯ないのに」
B「ジュウシマツ飼ってるらしいねん」
A「ジュウシマツ?」
B「歯ないのに」
A「それは関係ないやろ」
B「俺は歯あるけどジュウシマツ飼ってないのに」
A「別に普通のことやろ。歯ない人がペット買うぐらい」
B「食べられへんしな」
A「いや、その人幕の内弁当とかキャラメル食べたりしてんのやろ?」
B「ニコニコ顔でな」
A「表情は別にええやん。それやったらジュウシマツぐらい食べられるんちゃうの」
B「Aはジュウシマツの命を軽視しとるな」
A「それやったら、の話をしただけや」
B「なんか話が散らかってきたな」
A「Bやん。急にジュウシマツ押しでくるからやん。どうやって収拾つけんねんな」

 


B「後始末はきっちりせなあかんな。ジュウシマツだけに」
A「やかましい」

 

◯印税

B「歌詞はこっちが書いて曲は桑田佳祐にやってもらって、桑田佳祐に歌ってもらお」
A「おんぶに抱っこが過ぎるわ」
B「何がよ」
A「印税もらう気満々やないか。お前の歌なんか誰が歌うか」
B「案外ええ歌書くかもしれへんやん」
A「例えば」
B「どんなに、小さなつぼみでも」
A「もうコブクロ
B「凍える冬を越えればほら」
A「コブクロ
B「春が来るたびに」
A「コブクロ
B「鮮やかな花が咲くのだから」
A「コブクロコブクロのエール!」

 

B「……」
A「……」
B「……」
A「……」
B「消えそうに」
A「コブクロ!」

◯エレベーター

B「エレベーターに貼ってある注意書きしってる?」
A「いや、知らんな。なんて書いてあるん?
B「電話回線を利用したエレベーター遠隔監視装置により24時間、監視していますって」
A「ずっと見られてんねや」
B「せやねん。ヘタなことできひんで」
A「別にわざわざエレベーター内でヘタなことせんやろ」
B「いや、ほら、カップルとかがさ、キ、いや、ちゅ、いや、せっ、はぁ、接吻とかしよるやん?」
A「童貞か」
B「接吻とかしよるやん?」
A「そこツッコんで欲しすぎてもっかい言うてきてるやん」
B「接吻とか、しよるやん?」
A「接吻もうええねん。オリジナルラブの曲ぶりに聞いたわ」
B「original love?」
A「カタカナでもええやん」

 

B「amore originale?」
A「カタカナでええやん。イタリア語やん」
B「الحب الأصلي?」
A「カタカナでええやん。何語なん」
B「оригінальна любов」
A「何語なん!」

 

B「何よ」
A「エレベーターの話押しかと思いきやちゃうところでくるやん」
B「エレベーター乗ってる時どこ見てる?」
A「階数表示をずっと見てるかな。Bは?」
B「હું પણ એવું લાગે છે」
A「何語なん!」

◯出しゴム

A「高校時代がもう12、3年前って信じられへんよな」

B「確かにな。な〜んも変わってないわ。あの頃から」
A「結局最後までチャイムの音に慣れへんかったわ」
B「ああ、なんかオルゴールの音みたいなやつやろ?」
A「そうそう」
B「どこかっこつけとんねんな」
A「ほんまそれやで。それはそうと、俺まだBとした会話でまだ覚えてるやつあるわ」
B「どんなやつ?」
A「出しゴムのやつ」
B「ああ、出しゴムのやつね」

 


B「出しゴム貸してや」
A「なんやねん出しゴムって」
B「消しゴムで消したやつを出すやつやん」
A「出すやつやん、ってそんな当たり前のように言われても」
B「消しゴムはある?」
A「あるよ」
B「じゃあ出しゴム出せや」
A「こわいこわい。じゃあの意味も分からんし」

 

(チャイムの音)

 

A「慣れへんわ〜」
B「まだ慣れてへんの?もう2年も中盤や言うのに」
A「一年の途中まで普通のキンコンカンコンやったやん」
B「俺はすぐ慣れたで」
A「うそん、どうやって?」
B「着信音にしてるから」
A「うそつけ」
B「家の電話のな」
A「イエデンの!?」

 

B「……」
A「……」

 

B「そんなんええから早よ出しゴム出せや」
A「持ってたらもう出してるわ」

先生「はーい。はじめるぞー」

A「英語苦手やわぁ」
B「俺もやわ。今急に海外に放り出されたら即死する自信ある」
A「どういう死因やねん」
B「地球の歴史から言うたら人生80年なんて即死みたいなもんやん」
A「英語も海外も関係ないやん」

 


A「懐かしいな」
B「確かにな。そんなことより、早よ出しゴ…」
A「ない」