銀杏古書堂の素人ネタ

Bがボケて、Aがつっこみます。逆にすればよかったと思っています。たまに違うやつもあります。贔屓目に見てセトウツミのパクリみたいなもんです。

◯ボタン

B「こいつキレたら何するか分からんでって言ってる奴も言われてる奴もさ、何でちょっと誇らしげやねん」
A「急になんやねん。確かにその節はあるけどな」
B「そんな奴の運転する車には絶対乗りたくないわ」
A「キレたら何するか分からん奴の?」
B「うん」
A「沸点が分からんしな」
B「せやねん。もし俺が助手席に乗ってる時に急にキレて助手席側緊急脱出ボタン押されたりしたらもう死ぬしかないしな」
A「どんな車乗ってんねんそいつ」
B「高速道路上に放り出されて地面に落ちたところを後続の車にイカレるやん」
A「助手席側緊急脱出ボタン」
B「後部座席に乗ってる時に急にキレて後部座席緊急水噴射ボタン押されたらもうたまったもんやないしな」
A「どんな車乗ってんねんそいつ」
B「携帯も潰れるし財布もびちょびちょや」
A「後部座席緊急水噴射ボタン」
B「そいつの家のリビングで飲みながらテレビ見てる時に急にキレて液晶テレビ緊急前方突出ボタン押されたりしたら」
A「何のための機能やねんそれ」
B「鼻と前歯折れるんちゃうかな」
A「液晶テレビ緊急前方突出ボタン」
B「テーブルの上ガッシャーンッ!なって」
A「なるやろな」
B「さらにそいつキレて」
A「アホやないか」
B「助手席側緊急脱出ボタン押して」
A「キレすぎて訳わからんようなってるやん」
B「ボタン押したのに何も発動せんもんやからさらにキレて」
A「今頃駐車場にそいつの車の助手席転がってるわ」
B「ガソリンタンクが開くトリガー引いてもて」
A「車で使うボタンとトリガーが何で手元にあんねん」
B「トリガー引いたのに何も発動せんもんやからさらにそいつキレて」
A「アホすぎるやろそいつ。そんな奴とは友達やめてまえ」
B「緊急強制睡眠ボタン押して」
A「変人科学者が物足りなくなって自分を改造してもうたパターンや」
B「8時間タイマーで」
A「便利やがな」
B「そいつ寝たからとりあえず俺も寝て」
A「うんうん」
B「次の日起きて2人で駐車場いったらそいつが急に叫び始めて」
A「なんて?」
B「助手席がない!」
A「そいつやっぱりアホやわ」

◯マリオ

B「起きたらマリオやってん。どうする?」
A「なんやねんそれ。Bがって事?」
B「いや、Aが起きたらマリオやってん。んで今ベッドの上。どうする?」
A「えーっと、とりあえず起き上がるかな」
B「起き上がって?」
A「ベッドからおりるよ」
B「死んだで」
A「何で死ぬねん」
B「ベッドの下は穴やで」
A「それを先言うてくれんと」
B「あと2回しか死なれへんで。どうする?」
A「ベッドからそのままおりたら死ぬんやろ?」
B「そうそう。じゃあどうする?」
A「ジャンプして机に飛び移るな」
B「死んだで」
A「何で死ぬねん」
B「机の上はトゲトゲのアレやで」
A「それを先言うてくれんと」
B「あと一回しか死なれへんで。どうする?」
A「おりたら死ぬ、机に飛び移っても死ぬんやろ。じゃあ、まず壁に飛び移って、そこからまたその向かいの壁に飛び移って、を繰り返して部屋の出口までとりあえず行くかな」
B「ほうほう。そんで?」
A「おっ、いけた。部屋が二階やからとりあえずそれで一回のリビングまで行くかな」
B「んで?」
A「ダイニングテーブルの上に飛び移って……」
B「ほうほう」
A「ここのテーブルはいけるんや。んで、足で椅子を座れるところまでずらして……」
B「ええ調子ええ調子」
A「座る」
B「おお!んでんで?」
A「リモコンに手を伸ばしてテレビをつけるな」
B「死んだで」
A「何で死ぬねん」
B「リモコンの電源ボタンを押したら細い針が出てくる仕掛けがしてあってその先に塗ってあった毒が指先から入ったで」
A「なんで急に凝ったトリックやねん」

B「凝ってん」

A「凝ったん」

B「どうする?もう死なれへんけど」

A「これってまたベッドの上から?」
B「椅子に座ったところからにしよか。どうする?」
A「どうしよかな〜」
B「死んだで」
A「なんで死ぬねん」
B「ドッスンに家ごと潰されたで」
A「もしかして起きてからすぐ窓を割って外に飛び出すのが正解やったん?」
B「うん」
A「んで、壁づたいに下までおりて?」
B「うん。でもそのタイミングやったら下についた瞬間に死ぬで」
A「なんで死ぬねん」
B「知らん」
A「飽きたなこいつ」

◯ゲーム

B「しりとりしようぜ」
A「いいで。何しりとりにする?」
B「一文字しりとりしよか」
A「終わらんぞ。勝ちも負けもないぞ」
B「やめとこか」
A「うん、やめとこ」
B「車の名前しりとりしてみる?」
A「やってみよか」
B「ハイエース
A「スイフト
B「ないわ」
A「ない事はないやろ」

B「トヨタ、とかでもいいん?」
A「あかんよ。車種名だけや」
B「じゃあないわ」
A「ない事はないやろ」
B「これやめよ。別のに変えよ」
A「何にする?」
B「外国の有名人しりとりな」
A「ええで」
B「ハル・ベリー
A「リチャード・ギア
B「ないわ」
A「弱すぎんねん」

 

A「古今東西にしようや」
B「そうしよ。お題は?」
A「阪急三宮から阪急梅田までの駅の名前な」
B「うん」
A「ちなみに特急の停車駅な。んで三宮と梅田はなしな」
B「うん」
A「行くで。夙川」
B「春日野道」
A「春日野道は特急とまらへんねん」
B「武庫之荘
A「武庫之荘も特急とまらへんねん」
B「じゃあないわ」
A「あんねん」
B「根っからのJRっ子やし」
A「根っからのJRっ子は武庫之荘も春日野道も知らんやろ。いかにも特急がとまりそうな芦屋とかならまだしも。武庫之荘と春日野道はまだマイナーな方の駅や」
B「長いわ。それと武庫之荘と春日野道で降りる人たちに謝って」
A「すいませんでした」
B「五万両編成の列車ぐらい長いわ」
A「それだけで路線パンパンなるわ」

 

◯楽器なん

B「この前F1見たらさ、めちゃくちゃおもろくてさ」
A「うんうん」
B「趣味をピアノからF1鑑賞にしよかと思って」
A「えっ趣味ピアノやったん?」
B「うん、琴もやってるで」
A「えっ琴もやってんの?」
B「チベッタンホルンもやってるし」
A「チベッタンホルンまでやってんの?いや、チベッタンホルンって何?」
B「楽器やで」
A「楽器なん。こっちはまだF1の面白さが分からんから、どこがどうおもろいか聞かせて欲しいところで止まってんなのに。むっちゃ趣味出してくるやん」
B「アンクロンとかは小2からやってるで」
A「アンクロンを小2からやってんの?いや、アンクロンって何?」
B「楽器やで」
A「楽器なん」
B「最近ワムデを始めたんやけど、難しいわ」
A「ワムデ?」
B「楽器やで」
A「楽器なん」
B「でも一番得意なんはマンドゥックかな」
A「それも楽器なん?」
B「楽器やで」
A「楽器なん」

B「それらを超えたわけ。F1が」
A「どうおもろいん?正直、全然分からんわ。車にも興味ないし」
B「スピード感ちゃう?」
A「えっ、見に行ったん?」
B「いや、見に行くほど好きちゃう」
A「見に行くほど好きちゃうものに負けた昔からやってる楽器たちはなんなん」

 

◯ゾンビ

B「包帯ぐるぐる巻きにされた奴が両手を前に突き出して、ゆっくり歩きながらこっちに向かってくるとするやん?」
A「唐突にそのシチュエーション話はなんやねん。まあ、うん」
B「そいつ見て何やと思う?」
A「なんやと思うかって?ミイラ男ちゃうの?」
B「包帯の中身を確認してないのに、ミイラ男と断定する?」
A「大体そうやん。映画とか漫画とかでは」
B「メディアの情報を鵜呑みにすな」
A「ええやんけ」


B「もしそのとき自分が銃持ってたらどうする?ショットガンタイプのやつ。ガコンッてするやつ」
A「撃ち殺すよ」
B「ガコンって?」
A「ガコンってのは弾を装填する時のあれやろ。バンって撃つよ」
B「ガコンってのが弾を装填する時のあれってのはなんで知ってるん?」
A「ターミネーターシュワちゃんがやってたやん」
B「メディアの情報を鵜呑みにすなて」
A「ええやんけ」


B「全身を包帯でぐるぐる巻きにして、両手を前に突き出して歩くのが趣味の公務員やったとしても?」
A「公務員失格やそんな趣味のやつ」
B「やっぱり撃つん?」
A「いやいや、まず街はどういう状況なん?北斗の拳みたいな世紀末感バチバチな感じ?バイオハザードみたいな町中に溢れてる感じ?それともハムナプトラみたいなエジプトの秘宝感バチバチな感じ?」
B「いや、平日の神戸」
A「撃たんよ」
B「撃たんの?」
A「絶対に撃たん」
B「撃てよ」
A「捕まるやんけ」
B「お前は撃つねん。んでそいつの顔の包帯がちょっと緩んでさ、そこからチラッと顔が見えて気付くねん。まだ自分が未練タラッタラの元カノやねん」
A「なんやねんそのしょーもないストーリー」
B「んで叫ぶねん」
A「何て?」
B「助けてください!って」
A「俺が撃ったのに」
B「空港で」
A「神戸空港おったん?平日の神戸空港で大事件やないか。ショットガン持った男が包帯ぐるぐる巻きの元カノを撃つって」
B「んで曲が流れんねん」
A「平井堅?」
B「いや、コブクロ
A「何でコブクロ!?」

 

◯ジュウシマツ

B「この前な」
A「うん」
B「仕事でサンダーっていう鉄とか切る電気道具使ってんよ」
A「うんうん」
B「んでな、俺が持っていく係に任命されてさ準備したんやけど」
A「うん」
B「替えの刃を持っていくの忘れてもうてんよ」
A「あらら。誰も持ってなかったん?」
B「だれも持ってなかってん。そしたら職人さんがむっちゃ怒ってさ」
A「へぇ。どんな感じで?」
B「お前な、ええか?よう聞いとけよ。サンダー持って来るときは絶対に替え刃も持って来なあかんねん。次の日に使うって分かってんのに、前日から入れとかへんからこういう事が起きんねん。お前ほんまそういうとこあるでって」
A「うわぁ」
B「なかなかの声量で」
A「うわぁ」
B「中国の天才少年ばりの」
A「名前出てこうへんのやったらスーザンボイルとかでよかったやんけ」

 

B「怒りすぎて目も二等辺三角形みたいになってて」
A「それは知らんけど」

B「でもな」
A「うん」
B「その職人さんな」
A「うん」
B「歯、一本もないねん」
A「うわぁ。歯ないやつに刃の事で怒られたんや」
B「全然説得力ないやろ。入れ歯もしてへんねん」
A「うん、そんな説得力ない話聞いた事ないわ。てか、なんで入れ歯せえへんのやろ?」
B「入れ歯したらビールがまずいらしい」
A「知らんがな」
B「こんな知らんがな話聞いた事ないやろ?」
A「ないない」

 

 

B「昼は毎日幕の内弁当食うねん」
A「歯ないのに」
B「たまにニコニコ顔でキャラメル買ってくんねん」
A「歯ないのに」
B「ジュウシマツ飼ってるらしいねん」
A「ジュウシマツ?」
B「歯ないのに」
A「それは関係ないやろ」
B「俺は歯あるけどジュウシマツ飼ってないのに」
A「別に普通のことやろ。歯ない人がペット買うぐらい」
B「食べられへんしな」
A「いや、その人幕の内弁当とかキャラメル食べたりしてんのやろ?」
B「ニコニコ顔でな」
A「表情は別にええやん。それやったらジュウシマツぐらい食べられるんちゃうの」
B「Aはジュウシマツの命を軽視しとるな」
A「それやったら、の話をしただけや」
B「なんか話が散らかってきたな」
A「Bやん。急にジュウシマツ押しでくるからやん。どうやって収拾つけんねんな」

 


B「後始末はきっちりせなあかんな。ジュウシマツだけに」
A「やかましい」