銀杏古書堂の素人ネタ

Bがボケて、Aがつっこみます。逆にすればよかったと思っています。たまに違うやつもあります。贔屓目に見てセトウツミのパクリみたいなもんです。

◯スルー

B「既読ってシステムはんぱないよな」
A「ああ、LINEの?」
B「既読を作ることによって未読まで分かるようになってるやん」
A「ちょっとめんどくさいシステムでもあるけどな」
B「せやからもっと色んな◯読を考えてきたから」
A「なんのせやからかは分からんけど、聞こか」


B「まず無読な」
A「無読?それはどういうやつ?」
B「読む気がないよってやつ」
A「相手に表示されんの?」
B「表示される」
A「すぐ喧嘩や、そんなもん」

B「んで孤読な」
A「孤独?孤読?何それ」
B「友達なんかいないのに友達からLINEがきた風に装ってるやつにパッと表示されるやつ」
A「どこに表示されんねん」
B「画面の真ん中にバンっ!と」
A「すごい機能やな」
B「てかそんなやつおんの?」
B「おる」
A「おんねや」
B「スマホ二台持ちで送信受信して」
A「必死やん」

B「んで死読な」
A「死読?それは何?」
B「読んだら死ぬよーってやつ」
A「それは送る側が仕掛けてるやん。既読とか未読とかって全部送られる側の都合の話やけど、それは送る側が殺しにかかってきてるやん」
B「送る側のLINEに死読って表示されたら見た側は死んでるから」
A「こわすぎるわ」

◯コンタクトのうた

(違和感)
コンタクトが眼球に触れる違和感はあまりないけれど
(違和感)
眼鏡をしたとき、目の前にレンズがある違和感に僕は押し潰されそうだった

オーマイコンタクト

眼鏡を外して体重計に乗り、表示を見ようとするけれど
眼鏡をしていないので見えなくて、もう一度眼鏡をつけて体重計に乗る
その時間が無駄に思えて仕方なかったんだ

 

(※)コンタクト、最高
眼鏡、耳の上痛い(血出る)
コンタクト最高
眼鏡、眉間らへん痛い(血出る)

コンタクト、最高

 レーシック、こわい

 

(残尿感) 

あれ、さっきも行ったはずなのに
(残尿感)
あらら、またトイレに向かわなければならないのか
(残尿感)

そう、それは眼鏡の仕業

煙草のケムリがやけに目にしみる
目をこすりたいけれど、何かが僕の手を邪魔する
眉間の締め付けと両耳の上の重みに耐えられそうにないよ

そう、全て眼鏡の仕業

 

(※2)コンタクト、最高
眼鏡、頭も痛い(血出る)
コンタクト、最高
眼鏡、なぜか足痛い(血出る)
コンタクト、最高

レーシック、こわい

 

眼鏡はあなたの綺麗な眼を隠してしまう
それはあなたの綺麗な心を覆う闇のよう

 

(※)×5

(※2)×70

 

コンタクト、最高

◯プレミアム

B「最近どこ見てもプレミアムばっかりやな」
A「確かにな。ビールを筆頭に、リップクリームにまでプレミアムって冠がついてる時あるもんな」
B「せやから今日はこれがほんまのプレミアムや、ってのを考えてきたから」
A「ほうほう」
B「まず、金色のトロ」
A「金色のトロ」
B「二兆匹のマグロの中に」
A「二兆匹のマグロ」
B「一匹おるかおらんか」
A「全然おらへんやん」
B「しかもおったとしてもそのマグロから2gしかとれへん」
A「全然とれへんやん」
B「これぞプレミアム」
A「なるほど」

 

B「んで霜降り和牛の霜が金」
A「霜降り和牛の和牛の霜が金」
B「三億頭の和牛の中に」
A「三億頭の和牛」
B「二、三頭」
A「プレミアムマグロよりはおるんやな」
B「その和牛から2gしかとれへん」
A「全然とれへんやん。時価なんぼやねんそれ」
B「これぞプレミアム」
A「時価わい」

 

B「ズワイガニの目が金」
A「時価答えてくれへんやん」
B「六兆匹のズワイガニの中の」
A「六兆匹のズワイガニの中の」
B「目、四つ」
A「全然ないやん」
B「合計2gな」
A「なんで金と2gは固定やねん」
B「これぞプレミアム」

 

◯祖父母

B「うちのじいちゃんがボケてもてさ」
A「そうなんや。何歳なん?」
B「馬で言ったら22歳かな」
A「せめて犬で言って。馬の歳のこと考えたことないから全然ピンとこうへんわ」
B「88歳とかそんなんやねんけど」
A「馬の年齢を4倍したら人なんやな。そんで?」
B「俺のことを親父の名前で呼ぶっていうベタなパターンのボケ方で」
A「ああ、よく聞くやつや」
B「最近聞いたのがさ」
A「うん」
B「じいちゃんとばあちゃんが寝ててんて。そしたら夜中にじいちゃんが」
A「うん」
B「火事や!って叫び始めて」
A「火事やったん?」
B「いや、全然。んでばあちゃんも怒って、どこも燃えてへんやないの!って言ったら」
A「うんうん」
B「これから起こるんや、って」
A「……」
B「ボケた代償に予知能力を手に入れたらしくて」
A「なんやねんその話」

 

 

B「それとか、いつも通りじいちゃんとばあちゃんが寝ててんて。そしたら急に」
A「次は何て叫んだん」
B「わしの下でオンナが死んどる、って」
A「こわいこわい。でもそればあちゃんの事ちゃうの?」
B「そう思うやろ?せやからばあちゃんも、それわたしやないの!って怒ったら」
A「うん」
B「もっと若い女や、って」
A「……」
B「ばあちゃんもまた怒って。死んでへんやないのって言ったらじいちゃんが」
A&B「これから死ぬんや、って」
B「やるやん」
A「だからなんやねんその話」

B「じいちゃんに予知能力が芽生えた話」

A「ばあちゃんは何歳なん?」

B「犬で言うたら86歳かな」

A「犬で言うても!?」

 

 

B「じいちゃん話ついでに、ばあちゃんの家で体験したこわい話聞く?」
A「聞く聞く」
B「仕事終わってばあちゃんの家に晩飯食べにいってんよ」
A「うん」
B「急にいったのにむっちゃしっかりご飯作ってくれてさ、食べさしてもらってん。その途中に、ばあちゃんはもう食べたん?って聞いたら、いやまだや、って言って」
A「うん」
B「作ってもらったおかずをあげようとしてんけど、あんまりお腹空いてないからっていって食べへんかってんよ」
A「うんうん」
B「んでお腹いっぱいになったからちょっと横になってテレビ見てたら寝てもうて」
A「うん」
B「うわ!寝てもてた!って軽く目を開けたら」
A「うん」
B「ばあちゃんが」
A「……」
B「極厚のハンバーグ頬張ってんねん」
A「なんやねんその話」

 

 

〇春

B「春やねぇ」
A「なんやねんしみじみと。でもまぁ春やね」
B「卒業式に入学式、花見やったり何やったりでイベント尽くしやねぇ」
A「せやね。出会いと別れで少し複雑な気持ちになるよね」
B「俺は留年して卒業してからニート期間があったから、別れしかなかったけどな」
A「勉強せんかった自分が悪いやろ」
B「まぁ、いい季節やね」
A「確かにね。暖かくもなってくるしね」
B「俺は大嫌いやけどな」
A「どないやねん」
B「四季の中で一番嫌いやわ」
A「何で?」
B「春なんて来なければいいのに」
A「好きな先輩が卒業してしまうのが嫌な女子高生か。告白できずにいるパターンの」
B「その先輩もその子のこと好きやのにな」
A「せやねん。だいたいそのパターンやんな」
B「んでお互いに別々の道を歩んで、何年後かに再会すんねん。んで」
A「そうそう」
B「出会って4秒で合…」
A「やめとけ」

 

A「んで春を嫌いな理由は?」
B「花粉よ」
A「花粉か」

◯無人島生活

A「所持品1つで無人島に行かなあかんってなったら何持って行く?」
B「季節は?」
A「夏やな」
B「じゃあハイエースやな」
A「季節関係ないし、ちょっとズルない?」
B「それかトゥディ」
A「原付きな。モーター系ズルない?」
B「ズルないよ」
A「冬やったら?」
B「余計ハイエースやな」
A「そうなるよな。でもやっぱズルない?」
B「ハイエースなしにする?」
A「そうしてくれたら助かるけど」
B「ハイエースなしやったら…」
A「……」
B「コンテナハウスかな」
A「ズルない?」
B「ズルないよ」
A「ナイフかな〜ライターかな〜とかで悩むんやと思ってたら」
B「コンテナハウスやな」
A「ズルない?」
B「ズルないよ」
A「空間系はなしにしよか」
B「じゃあ二段ベッドかな」
A「なんで二段なん?」
B「上のベッドにブルーシートひいて雨よけにさ」
A「ブルーシートも持って行ってるやん」
B「あかんの?」
A「あかんで」
B「あかんのか」
A「ブルーシートと二段ベッドやったら?」
B「ブルーシートかな」
A「ブルーシートなん!?」
B「それか革のブーツ」
A「ブーツ?」
B「レッドウイングの。ええやつ」
A「ブランドはええけど。まあ確かに足の裏とか切ったりしたら大変やもんな。怪我してそのまま歩くわけにもいかんし、葉っぱとかで包んでもどうしても菌が怖いし、意外と偉いかもしれんな。スニーカーよりやっぱり本革の方が長持ちするやろしな」
B「いや、かっこええからやで」
A「無人島やのに?」
B「高くて持ってないし」
A「それは知らんけど」
B「えっ、支給されるんちゃうの?」
A「支給はするよ。支給はするけど、いつ帰れるか分からんし、帰れるかどうかも分からんのにブーツでええの?」
B「テレビは?」
A「電波入らへんで」
B「NHKも映らん?」
A「うん」
B「コンセントは?」
A「もちろんないよ」
B「じゃあドライヤーもあかんか」
A「何で一瞬でも無人島にドライヤーを持っていくことを考えてん」
B「箸は?」
A「作れよ」
B「ATMは?」
A「もしあったとしても電気がないし、お店もないから」
B「えっコンテナハウスにもコンセントないん?」
A「コンテナハウスが禁止やから。もしあっても電気は通ってないし」
B「じゃあブルーシートかな」
A「ブルーシートなん!?」
B「そんな驚かんでも」
A「コンテナハウスとブルーシートやったら?」
B「ブルーシートかな」
A「ブルーシートなん!?」
B「うん」
A「ハイエースとブルーシートやったら?」
B「ブルーシートかな」
A「ブルーシートなん!?」
B「うん。ブルーシート便利やし」
A「例えばどう使うん?敷く以外に」
B「家作ったり」
A「ブルーシートで!?」
B「熊倒したり」
A「ブルーシートで!?」
B「船にしたり」
A「ブルーシートを!?」
B「でもたまに噛んでくるからな」
A「ブルーシートが!?」
B「くるまったり」
A「ブルーシートに!?」
B「くるまることに関しては驚かんでええやん」
A「ごめんごめん。ちょっとおかしなってた。じゃあさ」
B「うん」
A「ブルーシートとブーツやったら?」
B「ブルーシートかな」
A「ほな初めからブルーシートって言えや」