銀杏古書堂の素人ネタ

Bがボケて、Aがつっこみます。逆にすればよかったと思っています。たまに違うやつもあります。贔屓目に見てセトウツミのパクリみたいなもんです。

◯プラス2

B「昨日久しぶりに大学の同級生に会ってさ」
A「うん」
B「そいつもう結婚して子供がおんねんけど」
A「うんうん。何歳なん?」
B「えっ、木曽さんちゅう木曽さんちゅうは46歳やで」
A「知らん知らん。誰が急に謎かけでブレイクしてたねづっちの相方木曽さんちゅうの年齢聞くねん。その友達の子供が何歳か聞いてん」
B「そうなん?」
A「何でそんなスッと木曽さんちゅうの年齢が出てくんねん」
B「もうすぐ二歳らしくて」
A「うわぁ。可愛かった?」
B「えっ、木曽さんちゅう木曽さんちゅうは可愛くないで」
A「木曽さんちゅうから離れろ」
B「ああ、子供がってこと?可愛かったな〜。ものすごいポテト食べてたわ」
A「ポテト好きなんや。フライドポテトかな」
B「シェパードパイやけど」
A「おませが過ぎるやろ。俺まだ食うたことないわ」
B「ギネス片手に」
A「大人やん。大人でもシブいやんギネスて」
B「くぅ〜!言うて」
A「大人やん」
B「飲み終わったらまた哺乳瓶にギネス補充して」
A「子供や、いや、それはもう大人やん。プレイやん
B「でも急にぐずり始めて」
A「急に子供やん」
B「ママにいい子いい子されて落ち着いて」
A「子供やん」
B「んで、くぅ〜!」
A「またギネスいってるやん」


B「ごめん、オチがバレてそうでなかなか言われへん」
A「木曽さんちゅうやろ?」
B「いや、ダブルボギーやけど」
A「どうやって!?」

◯悪いやつ

突然「待て!」と言って走り出すP。何が何だか分からずとりあえずそれを追うQ。

 

Q「待て待て!そんな走って誰を追ってんの?」
P「いやいや、これで誰か逃げるやつがいたらそれは悪いやつですよ、そいつから金まきあげましょ」
Q「お前が一番悪いやつやわ。それと、もし、もしの話やけどな。そいつがほんまに悪いやつで、例えば殺人犯とかやったらどうすんねん」

P「いやいや、そういうやつらは不審な動きすれば怪しいの分かってるはずなんで、追われたからって不用意に逃げたりしないはずなんですよ。顔を変えたりするやつもいるぐらいですからね。焦って逃げるようなやつにそんな極悪人はいないと思うんですよねえ」
Q「はあ」
P「せやからね、中途半端に追われて中途半端に逃げるやつは中途半端に悪い、人間として中途半端なやつなんです。 そんなやつから金とっても誰にも怒られないですって。だからもっと早く走って!」
Q「やっぱりお前が一番悪いやつやわ。同じ考えのやつがおってそいつに追われたらどうすんねん」

 

P「そんなやつは」
Q「そんなやつは?」
P「殴り殺したったらええんですよ」
Q「悪っ」

◯パチ審

B「この前テニス部の時の友達と話してたんやけどさぁ」
A「うん」
B「負け審っていう制度があんねんよ」
A「負けた人が次の試合の審判をしなければならない。やむを得ない場合を除く、ってやつ?」
B「あぁ、テニスの教科書で読んだ?」
A「テニスの教科書って何やねん」

B「そうそう。そんな感じのやつ」
A「一試合目はどうするん?予選会場のやつがしてくれるとか?」
B「いや、セルフジャッジやねん」
A「むっちゃ緊張するやん」
B「せやねん。まぁほとんどは大丈夫やねんけどさ、たまにはずみでアウト!とか言うてもうたりしたら」
A「喧嘩なるんちゃうん」
B「ネット挟んでのな」
A「うんうん」
B「セルフジャッジで一回アウトのコールしてもたらほとんど覆ったりはせえへんから、相手もやり返してきたりすんねん」
A「もうパチ審のやり合いや」
B「やっぱりテニスの教科書読んだ?」
A「だからテニスの教科書って何やねん。そんなんあんの?」
B「いや、パチ審って言ってたからさ」
A「はずみで言うてもたんや」

B「せやねん、パチ審のやり合いになってさ、どっちかが負けるやん?」
A「うんうん」
B「負け審があんねん」
A「パチ審して負けて負け審」
B「そうそう。んで予選会場のやつの試合の負け審とかやったら、そいつの応援のやつに後ろからむっちゃ言われんねん」
A「何て」
B「財布落としましたよって」
A「ええやつやないか」
B「ライン見えないときは言ってくださいねって」
A「ええやつやないか」
B「小腹空いてませんか?菓子パンでも買ってきましょうかって」
A「なんやねんそいつ」

B「どうしますか?って」

A「とんでもない舎弟肌やなそいつ」
B「確かに空いてきましたねって」
A「それはお前が言うてるよな?」
B「スイートブールでいいですか?って」
A「……大きくて丸くて甘いパンな」
B「スイートブールは嫌いなので塩バターパンをお願いしますって」
A「好意に甘えてわがまま言うな」
B「分かりましたって。どこに売ってますか?って」
A「……」
B「ローゲンマイヤーに売ってますよって」
A「……」
B「分かりましたって。今から買いにいってきますって」
A「……」
B「お願いしますって。どれぐらいかかりますか?って」
A「……」
B「ちょっと分かりませんねって。往復2時間ぐらいかかりそうですねって」
A「おい」
B「じゃあお先にあがらしてもらいますねって」
A「……」
B「じゃ…」
A「もうええ」

 

◯ウォシュレット

A「ウォシュレットこわいわぁ」
B「ウォシュレットこわないよ。何がこわいん?」

A「こそばくないん?中に水が入ってきそうな気もするし」

B「全然そんなことないで。気持ちええし、汚れも落ちるし」
A「人生で一回も使ったことないわ」
B「そうなん?もったいないな。一回我慢して使ってみ。やばいから。俺もうないと無理やもん」
A「誘い方が麻薬やん」

◯センチメンタル

A「どうしたん?切ない顔して」
B「いや、ちょっと昔の彼女の言葉を思い出しててさ」
A「センチメンタルしてんねや。なんて言われたん?」

B「センチメンタリストやから」

A「なんやねんそれ。んで何て言われたん?」
B「ごめんね、素直じゃなくて、って」
A「……?」
B「夢の中では言える、って」
A「セーラームーンやん」
B「思考回路はショート寸前」
A「セーラームーンの主題歌やん」
B「今すぐ会いたいよ、って」
A「セーラームーンの主題歌のムーンライト伝説やん」
B「泣きたくなるよなmoonlight」
A「セーラームーンやん」
B「電話もできないmidnight」
A「セーラームーンの主題歌やん」
B「だって純情、どうしよう」
A「セーラームーンの主題歌のムーンライト伝説やん」
B「ハートは万華鏡」
A「セーラームーンやん」
B「月の光に導かれ」
A「セーラームーンの主題歌やん」
B「何度も巡り会う」
A「セーラームーンの主題歌のムーンライト伝説やん」
B「星座の瞬き数え、占う恋の行方」
A「セーラームーンやん」
B「同じ地球に生まれたの」
A「セーラームーンの主題歌やん」
B「星屑ロンリネス」
A「セーラームーンの主題歌のムーンライト伝説ちゃうやん!」


B「もう一度二人でweekend」
A「二番はええわ」

◯ジーンズ

B「待望のニューアルバムが出たね」
A「えっ誰の?」
B「ジーンズオブライフやん」

A「誰やねんそれ」

B「ジーンズオブライフ、ファン待望のニューアルバム、ライフオブジーンズやん」
A「誰の何やねんそれ」
B「二週間ぶりのニューアルバムよ」
A「そのスパンで待望て。普段どんなスパンで曲発表しとんねんそいつら」
B「ジーンズオブライフ知らん?」
A「知らんよ」
B「じゃああのニュースも知らんのかな」
A「どんなニュース?」
B「ボーカルのジョーンズがドラムのジェームズに撃ち殺されたニュース」
A「大事件やないか」
B「ファンの間ではごっつ話題になったで」
A「いやいや、ファンやなくてもそのニュースは衝撃的やで。えっ、ちょっと待って。じゃあ新曲は誰が歌ってんの?」
B「新しく加入したジーン・デニムjrが歌ってるで」
A「ドラムは?」
B「ジーン・デニムが叩いてるで」
A「親子で入ってきたん?兄弟で同じバンドとかは聞いたことあるけど、親子でってのは初耳やわ」
B「ジェームズが実家の米屋を継ぐっつって辞めたから」
A「米屋?そうなん?ジェームズ捕まってなかったん?」
B「無罪」
A「えっなんで?」
B「元はといえばジョーンズがジェームズを撃ち殺そうとしてたからさ」
A「正当防衛か」
B「しかもジョーンズが撃とうとしてたのがロケットランチャーみたいなやつやったから余計に」
A「何でそんなん持ってんねん。んでジョーンズが危険を感じで普通の銃で撃ったんか」
B「普通の銃で撃ったのはジェームズやで」
A「あっそうか。名前がややこしいねん」
B「ファンとしては敏感なところやから気を付けてな」
A「うん、ごめん」
B「それと危険を感じたからジェームズが撃ったんやなくて、ジョーンズが撃ってきたからジェームズが撃ち返してん」
A「えっ!ジョーンズ、ロケットランチャーを1人に向けてぶっ放したん?巻き添えとかは大丈夫やったん?」
B「ベースの宗近が死んだで」
A「急にムネチカ。みんなデニムとかジーンズっぽい名前やのに。急にムネチカ。名字は?」
B「紺履やで」
A「コンバキ?紺色の履物でデニムてこと?にしても紺履宗近ってすごい名前やな」
B「誰も悲しまへんかったみたいやで」
A「宗近むっちゃ可哀想やん」
B「後半は無視されてたみたいやし」
A「宗近むっちゃ可哀想やん」

B「昼飯とジュース買いに行かされてたし」

A「宗近むっちゃ可哀想やん」

B「机に花置かれてたり」

A「やり口が中学生やん」
B「ハイエース買わされて全員の送り迎えさせられてたり」
A「宗近むっちゃ可哀想やん」

B「ファンもやで」

A「ファンも送り迎えしてたん?宗近むっちゃ可哀想やん」
B「ファンも誰1人として悲しまへんかったみたい。葬式にファンは誰1人こうへんかったらしいし」
A「ファンの送り迎えまでしてたのに?宗近むっちゃ可哀想やん。それと話ちょっと戻るけど、ジェームズの実家って米屋なん?アメリカやのに米屋なん?」
B「米屋やで」
A「儲かってんの?」
B「日本に輸出してるらしいから結構儲かってるって」
A「日本で作れや」
B「……!」
A「盲点やったわ、みたいな反応されても。アメリカで米を作るメリットみたいなんがあるんやろ。独特の風味があったりするんちゃうの」
B「……!」
A「それやめろ」


A「んでオリジナルメンバーがギターだけになったから、あたらしくボーカルのジーン・デニムjrとドラムのジーン・デニムを呼んだんや」
B「うん」
A「ベースの後釜は?」
B「いや、もともとツインベーススタイルやったから今はそいつが2本弾いてる状態やな」
A「ツインベーススタイルて何やねん。ギターが2人とかならまだ分かるけど。それとそのバンドは絶対にベースを2本使わなあかんのか」
B「それが彼らの売りやから。音に重厚感が出るっつって」
A「こだわりがあるんや」
B「うん」
A「そいつの名前は?」
B「ジンズ・サプライズコットンやで」
A「なんやねんそのサーティワンのアイスクリームみたいな名前」

 

 

B「それでは一曲行きましょう」
A「……」
B「ジーンズオブライフ、最新アルバムライフオブジーンズからジーンズオブジーンズ。どうぞ」
A「そのタイトルの曲を最新アルバムまで作ってへんかったん!?」

◯なぞなぞ

B「友達の女の子が夜道を歩いててんて」
A「うん」
B「街灯もまばらで人も全然歩いてないような車が一台通れるぐらいの道な」
A「うん」
B「その友達が歩いてたら、前に人影が見えてんて」
A「うんうん」
B「暗くてシルエットしか見えんかったけど、髪型とかから多分男性やろなって思ってんて。まあでも、その人影も自分と同じ方向に歩いてるようやったから普通にしてて」
A「薄暗くてこっちに向かってきてるならちょっとこわいシチュエーションやけど、同じ方向に向かってるってことは、その友達からは背中が見えてる状態やんな?」
B「そうそう。友達がその人影を追ってる状態な。んで、あと数メートルで追いつくって距離まで近づいて」
A「うん」
B「携帯を触りながら歩いてたけど、ちょっと顔を上げて、その人をチラッと見たら」
A「うん」
B「その友達は大声で叫んで来た道を走って戻ったらしいねん」
A「えっ、何で?」
B「さて、どうしてでしょう」
A「えー、全然分からん」
B「ヒントいる?」
A「うん、欲しい」
B「いいで」
A「……」
B「さて、どうしてでしょう?」
A「いや、ヒント出せや。何の確認やねん」
B「後ろ歩きしててんて」
A「こわっ」
B「ずっとこっち見ててん」
A「こわっ」
B「こわっ」
A「結局ヒントもないし、答えはすぐ言うし」
B「しかも血まみれで」
A「こわっ」
B「んで全裸」
A「しかも全裸。いや、それやったら遠目からでも分かるやろ。それは黒いロングコート着ててくれんと」
B「目は四つ」
A「えっ?」
B「口は縦」
A「……」
B「腹にも顔があって」
A「……」
B「その顔は目二つ」
A「……」
B「口は縦」
A「おい」
B「手は六本」
A「おいって」
B「足は一本」
A「……」
B「なーんだ?」
A「なぞなぞみたいにしてくんな」
B「ヒントは?」
A「いらん。答えは?」
B「人ならざる者」
A「人ならざる者」
B「口は縦」
A「……」
B「人ならざる者」
A「もうええで」