銀杏古書堂の素人ネタ

Bがボケて、Aがつっこみます。逆にすればよかったと思っています。たまに違うやつもあります。

◯恐竜図鑑

つり革に掴まり、うつらうつらするA。

満員電車とまではいかないが、車内はそこそこの混み具合。
発車のベルが鳴り出したと同時にスーツ姿のBが乗り込んでくる。
Aに気付き、近付くB。

B「もしかしてA?」
A「おお!B!久しぶりやん」
B「久しぶりやな」
A「元気?」
B「うん、元気」
A「今仕事なにしてんの?」
B「恐竜おるやん?」
A「『おる』というか『おった』やな」
B「じゃあ恐竜図鑑おったやん?」
A「何の『じゃあ』か分からんし、図鑑の場合は『ある』でええやろ」
B「図鑑自体が生息していて滅びたって記録がないもんな。ハハハッ」
A「いや、そういう話やなくて」


B「…」
A「…」

 

B「恐竜ってさ、骨しか見つかってないはずやのに、図鑑ではちゃんと皮膚の色まで再現してあるやん?あの配色って適当なん知ってた?」
A「知ってる知ってる。テレビで見たことある」
B「メディアの情報を鵜呑みにすな」
A「ええがな。合ってるんやし」

B「図鑑をつくってるやつがそいつに似合いそうな配色で適当に色をつけてるわけ。そこで俺のチームが登場する」
A「うんうん」
B「簡単に言えば恐竜がほんまは何色やったか、どんな色やったんかを探る研究をしてるねん」
A「なんかすごいな。どうやって?」
B「それは企業秘密やねん。ごめんな」
A「まあしゃーないか。んでほんまはどんな感じの色なんかも言われへん?」
B「軽くやったら教えられるで」
A「じゃあ、トリケラトプスは?」

B「スカイブルー」
A「スカイブルー?」
B「間違えた。クリアブルー」
A「クリアブルー?透けてんの?」
B「透けとる」

A「ティラノサウルスは?」
B「オーシャンブルー
A「オーシャンブルー?」
B「間違えた。クリアブルー」
A「クリアブルー?透けてんの?」
B「透けとる」


A「ちょっと待って。ラスト一匹だけ。ラスト一匹だけ頼むわ」
B「レッドブルー」
A「レッドブルー?何が?」
B「間違えた。クリアブルー」
A「クリアブルー?どの恐竜が?てかレッドブルーて何?どんな色?紫みたいな感じ?」

B「反射的にブルー」
A「反射的にブルー?」
B「間違えた。スカイブルー」
A「ここはスカイブルーなん?それより反射的にブルーて何?俺の頭の上にハテナマーク20個ぐらいあるの見えへん?」

 

B「ほかに聞きたいことは?」
A「結局、恐竜てどんな色やったん?」
B「図鑑通りやわ」
A「クリアブルー!」