銀杏古書堂の素人ネタ

Bがボケて、Aがつっこみます。逆にすればよかったと思っています。たまに違うやつもあります。贔屓目に見てセトウツミのパクリみたいなもんです。

◯火

B「上司の知り合いが勤めてるどっかの会社の話やねんけど」
A「うん」
B「社員の人がミスをしてしまったらしくて、そこの社長にゲエ吐くぐらい怒られてんて」
A「うんうん」
B「んでその人、次の日から会社こんくなったらしくて」
A「ああ、もう嫌になってもうたんや」
B「んであとあと分かったらしいねんけど」
A「えっ、何が?」
B「焼身自殺してたんやって」
A「こわっ」
B「やろ?んでもう1人も同じ感じで社長にゲエ吐くぐらい怒られて辞めてから焼身自殺した人がいるらしくて」
A「怖すぎるやろその会社。てかさ、怒られ度合いを表す時にゲエ吐くぐらいっていうの辞めてくれへんかな?」
B「んで、もう1人も同じ感じでゲエ吐くぐらい怒られたらしくて」
A「また吐いた」
B「その人は普通に次の日も来てたんやけど、週明けからこんくなったらしくて」
A「……まさか」
B「今回は焼身自殺じゃないねんけど」
A「そうなんか」
B「家が火事になってそれに巻き込まれて死んだらしくて」
A「また火やん」
B「せやねん。まあここからは俺の推測にすぎひんねんけど」
A「なんか探偵みたいになってるやん」
B「おそらく」


A「うん」
B「その会社にはさ」


A「うんうん」

B「炎系の能力者がおると思うねん」
A「なんやねんそれ」
B「炎術士がおると思うねん」
A「オチそれ!?」

 

◯幸せ

B「この前久しぶりにCに会って思い出したんやけど」
A「うん、何を?」
B「2万借りてんねん」
A「いつぐらいに借りた2万なん?」
B「学生の時やから7年ぐらい前」
A「むっちゃ前やん。Cも覚えてないんちゃう?」
B「いや、覚えてると思うなぁ」
A「そう思うなら余計に早く返さな」

B「タイミングがなぁ」

A「タイミングとかないやろ」
B「でもな」
A「うん」
B「あいつ結婚して子供おるやん?」
A「うん」
B「仕事もある程度安定してて、車とかも買ってるわけやん?」
A「うん」
B「てことはさ」
A「うん」
B「不幸の逆なわけやん?」
A「幸せ、でええやん。なんで不幸ベースで物事を考えんねん」
B「2万ぐらいよくない?」
A「最低やな。よくないやろ」
B「結婚して子供おる事が幸せってわけではないやろけどさ、一般的にはそうなわけやん」
A「まあなぁ」
B「30歳独身男ってだけでちょっと常識ないと思われてる節もあるやん」
A「そうか?それは考えすぎちゃう?」
B「この前も結婚して子供おる友達と飯食ってて」
A「うん」
B「もうすぐあいつの結婚式やなぁって話になってさ」
A「うん」
B「新郎も新婦も知り合いやねんよ。その場合の祝儀どうする?って」
A「えっ、3万とかでええんちゃうの?」
B「両方とも知り合いやから倍の方がええんちゃうか、って言ってて」
A「そういう考え方もあるんやな」
B「やろ?んで俺も疑問に思いながら、それやったら3万の倍かぁって適当に返したら」
A「うんうん」
B「それやったら6万で割り切れてまうから5万か7万で、って言ってきて」
A「ほうほう」
B「はぁぁぁぁぁ!?そのぐらい分かっとるわ!って思って」
A「まぁ日本人ほとんど知ってることやしな」
B「そうそう。その時の、結婚して子供もおる俺はやっぱり常識人、結婚してないお前はやっぱり非常識人感が物凄くて」
A「んでどうしたん?言ったん?」
B「その時、そいつの奥さんと子どもも一緒にご飯食べてたんやけど」
A「うん」
B「その話をしてる時にちょうど子供が何かをこぼしてさ、その奥さんが、もぉ〜!って言いながらそれを拾って子供の口をおしぼりで拭いてあげててさ」
A「うん」
B「子供は右手にスプーン、左手にフォークを持ってテーブルをとんとんしてて。満面の笑みで」
A「……」
B「それをその友達は菩薩みたいな顔で見てて」
A「……」
B「その菩薩みたいな顔で嫁と子供を眺める友達を俺は見てて」
A「どんな顔で?」

B「ウノって言うの忘れたことに気付いた時みたいな顔で」

A「分かりにくいねん。んでどう思ったん?」
B「ええなぁって」
A「負けとるやないか」
B「幸せってきっとこういう事を言うんやなぁって」


A「ちなみにそれと2万を返してない件は一切関係ないから、すぐに返すように」
B「御意」

◯プラス2

B「昨日久しぶりに大学の同級生に会ってさ」
A「うん」
B「そいつもう結婚して子供がおんねんけど」
A「うんうん。何歳なん?」
B「えっ、木曽さんちゅう木曽さんちゅうは46歳やで」
A「知らん知らん。誰が急に謎かけでブレイクしてたねづっちの相方木曽さんちゅうの年齢聞くねん。その友達の子供が何歳か聞いてん」
B「そうなん?」
A「何でそんなスッと木曽さんちゅうの年齢が出てくんねん」
B「もうすぐ二歳らしくて」
A「うわぁ。可愛かった?」
B「えっ、木曽さんちゅう木曽さんちゅうは可愛くないで」
A「木曽さんちゅうから離れろ」
B「ああ、子供がってこと?可愛かったな〜。ものすごいポテト食べてたわ」
A「ポテト好きなんや。フライドポテトかな」
B「シェパードパイやけど」
A「おませが過ぎるやろ。俺まだ食うたことないわ」
B「ギネス片手に」
A「大人やん。大人でもシブいやんギネスて」
B「くぅ〜!言うて」
A「大人やん」
B「飲み終わったらまた哺乳瓶にギネス補充して」
A「子供や、いや、それはもう大人やん。プレイやん
B「でも急にぐずり始めて」
A「急に子供やん」
B「ママにいい子いい子されて落ち着いて」
A「子供やん」
B「んで、くぅ〜!」
A「またギネスいってるやん」


B「ごめん、オチがバレてそうでなかなか言われへん」
A「木曽さんちゅうやろ?」
B「いや、ダブルボギーやけど」
A「どうやって!?」

◯悪いやつ

突然「待て!」と言って走り出すP。何が何だか分からずとりあえずそれを追うQ。

 

Q「待て待て!そんな走って誰を追ってんの?」
P「いやいや、これで誰か逃げるやつがいたらそれは悪いやつですよ、そいつから金まきあげましょ」
Q「お前が一番悪いやつやわ。それと、もし、もしの話やけどな。そいつがほんまに悪いやつで、例えば殺人犯とかやったらどうすんねん」

P「いやいや、そういうやつらは不審な動きすれば怪しいの分かってるはずなんで、追われたからって不用意に逃げたりしないはずなんですよ。顔を変えたりするやつもいるぐらいですからね。焦って逃げるようなやつにそんな極悪人はいないと思うんですよねえ」
Q「はあ」
P「せやからね、中途半端に追われて中途半端に逃げるやつは中途半端に悪い、人間として中途半端なやつなんです。 そんなやつから金とっても誰にも怒られないですって。だからもっと早く走って!」
Q「やっぱりお前が一番悪いやつやわ。同じ考えのやつがおってそいつに追われたらどうすんねん」

 

P「そんなやつは」
Q「そんなやつは?」
P「殴り殺したったらええんですよ」
Q「悪っ」

◯パチ審

B「この前テニス部の時の友達と話してたんやけどさぁ」
A「うん」
B「負け審っていう制度があんねんよ」
A「負けた人が次の試合の審判をしなければならない。やむを得ない場合を除く、ってやつ?」
B「あぁ、テニスの教科書で読んだ?」
A「テニスの教科書って何やねん」

B「そうそう。そんな感じのやつ」
A「一試合目はどうするん?予選会場のやつがしてくれるとか?」
B「いや、セルフジャッジやねん」
A「むっちゃ緊張するやん」
B「せやねん。まぁほとんどは大丈夫やねんけどさ、たまにはずみでアウト!とか言うてもうたりしたら」
A「喧嘩なるんちゃうん」
B「ネット挟んでのな」
A「うんうん」
B「セルフジャッジで一回アウトのコールしてもたらほとんど覆ったりはせえへんから、相手もやり返してきたりすんねん」
A「もうパチ審のやり合いや」
B「やっぱりテニスの教科書読んだ?」
A「だからテニスの教科書って何やねん。そんなんあんの?」
B「いや、パチ審って言ってたからさ」
A「はずみで言うてもたんや」

B「せやねん、パチ審のやり合いになってさ、どっちかが負けるやん?」
A「うんうん」
B「負け審があんねん」
A「パチ審して負けて負け審」
B「そうそう。んで予選会場のやつの試合の負け審とかやったら、そいつの応援のやつに後ろからむっちゃ言われんねん」
A「何て」
B「財布落としましたよって」
A「ええやつやないか」
B「ライン見えないときは言ってくださいねって」
A「ええやつやないか」
B「小腹空いてませんか?菓子パンでも買ってきましょうかって」
A「なんやねんそいつ」

B「どうしますか?って」

A「とんでもない舎弟肌やなそいつ」
B「確かに空いてきましたねって」
A「それはお前が言うてるよな?」
B「スイートブールでいいですか?って」
A「……大きくて丸くて甘いパンな」
B「スイートブールは嫌いなので塩バターパンをお願いしますって」
A「好意に甘えてわがまま言うな」
B「分かりましたって。どこに売ってますか?って」
A「……」
B「ローゲンマイヤーに売ってますよって」
A「……」
B「分かりましたって。今から買いにいってきますって」
A「……」
B「お願いしますって。どれぐらいかかりますか?って」
A「……」
B「ちょっと分かりませんねって。往復2時間ぐらいかかりそうですねって」
A「おい」
B「じゃあお先にあがらしてもらいますねって」
A「……」
B「じゃ…」
A「もうええ」

 

◯ウォシュレット

A「ウォシュレットこわいわぁ」
B「ウォシュレットこわないよ。何がこわいん?」

A「こそばくないん?中に水が入ってきそうな気もするし」

B「全然そんなことないで。気持ちええし、汚れも落ちるし」
A「人生で一回も使ったことないわ」
B「そうなん?もったいないな。一回我慢して使ってみ。やばいから。俺もうないと無理やもん」
A「誘い方が麻薬やん」

◯センチメンタル

A「どうしたん?切ない顔して」
B「いや、ちょっと昔の彼女の言葉を思い出しててさ」
A「センチメンタルしてんねや。なんて言われたん?」

B「センチメンタリストやから」

A「なんやねんそれ。んで何て言われたん?」
B「ごめんね、素直じゃなくて、って」
A「……?」
B「夢の中では言える、って」
A「セーラームーンやん」
B「思考回路はショート寸前」
A「セーラームーンの主題歌やん」
B「今すぐ会いたいよ、って」
A「セーラームーンの主題歌のムーンライト伝説やん」
B「泣きたくなるよなmoonlight」
A「セーラームーンやん」
B「電話もできないmidnight」
A「セーラームーンの主題歌やん」
B「だって純情、どうしよう」
A「セーラームーンの主題歌のムーンライト伝説やん」
B「ハートは万華鏡」
A「セーラームーンやん」
B「月の光に導かれ」
A「セーラームーンの主題歌やん」
B「何度も巡り会う」
A「セーラームーンの主題歌のムーンライト伝説やん」
B「星座の瞬き数え、占う恋の行方」
A「セーラームーンやん」
B「同じ地球に生まれたの」
A「セーラームーンの主題歌やん」
B「星屑ロンリネス」
A「セーラームーンの主題歌のムーンライト伝説ちゃうやん!」


B「もう一度二人でweekend」
A「二番はええわ」