銀杏古書堂の素人ネタ

Bがボケて、Aがつっこみます。逆にすればよかったと思っています。たまに違うやつもあります。贔屓目に見てセトウツミのパクリみたいなもんです。

◯今更

B「友達って何やと思う?」

A「どうしてん。病んでんのか」

B「ケビン・ヤンデルマン」

A「ケビン・ランデルマンみたいに言うな。元格闘家の」

B「…」

A「…」

B「これはお前のせいやで」

A「病んでるか聞いただけやんけ」

B「病んでないねん」

A「そうなんか」

B「うん。ふと思ったわけよ」

A「何て?」

B「友達って大事やなぁって」

A「俺もたまに思うで。年取るほど考えるようになったわ」

B「昔あんなに仲良かったのに最近になったら全く会ってないやつとかいるよな」

A「せやねん。逆に昔はそれほど遊んだことなかったのに最近急に仲良くなるパターンもあるから不思議やんな」

B「俺そのパターンでネズミ講の勧誘されたわ」

A「うわ」

B「幼稚園だけ同じやったやつから、一緒に仕事せえへん?言われるベタな手口で」

A「大人ってこわいなぁ」

B「せやろ」

A「んでそいつとはどうなったん?」

B「全裸にして体にハチミツ塗って山奥の木にくくりつけたからその後は分からんけど」

A「ウシジマくんみたいな制裁の加え方するやん」

 

 

 

B「昔に仲良かった奴がおんねんけど」

A「最近は?」

B「全然会ってないな」

A「そうやねんな」

B「俺が彼女とそいつの家に行ってんよ」

A「うん」

B「んで俺がタバコを吸いに行ってくるわつって部屋の外に出てんよ」

A「うんうん」

B「んで吸い終わったから、部屋に戻ろうとしたんやけど扉が半開きになってて」

A「うわ。なんか怖なってきた」

B「まぁ俺が閉め忘れたんやろけど、中でさ」

A「うんうん」

B「その友達と彼女が顔10センチぐらいまで近付いてて」

A「うわうわ」

B「俺が入った瞬間、バッて顔を離して」

A「うん」

B「それから一切その話はなし」

A「うわぁ」

B「帰りの車の中でも一切なしやで。もちろんその友達からもないよな」

A「うん。えっそれがいつぐらいの話?」

B「夕方の6時ぐらいかな」

A「誰が時間を聞くねん。んでよう覚えとんな。何年ぐらい前かを聞いてんねん」

B「25年ぐらい前かな」

A「えっお前もうそんな歳?てっきり同い年の32やと思ってたけど」

B「7歳の時の話やな」

A「タバコ吸うて車乗ってるやん。むしろ彼女もおるやん」

 

 

B「その日からそいつずっとうっすら嫌いやわ」

A「そうなるよなぁ。その彼女の方は?」

B「それから結構続いたけど、その件で傷ついた俺は狂ったように浮気してたから」

A「……」

B「バレてむっちゃ悪者よ」

A「……その友達はどうしたん?」

B「全裸にして体にハチミツ塗って山奥の木にくくりつけたからその後は分からんけど」

A「ウシジマくんみたいな制裁の加え方するやん」

 


B「どっちが悪いよ」

A「お前やろ」

B「何でやねん。事の発端はその二人やろ」

A「何もなかったんちゃう?」

B「そこだけ聞いてるからやろ。その二人は俺とその子が付き合う前からごちゃごちゃ何かあったはずやねん」

A「はずって何やねん」

B「確証はないもん」

A「ないもん、って言い方やめろ」

B「メールしてたもん」

A「トトロのメイみたいやから」

B「だって…」

A「だって、もやめろ。だってで始まったらもう〝もん〟で終わるしかないやろ」

 

 

A「でも確証はないわけやろ?」

B「怪しいのがその一件だけならな」

A「他にもあんねや」

B「あんねんよ、数個」

A「ああ」

B「知ってんねん。知らんと思ってるのはあの2人だけ」

A「そこまで言うならそうなんかなぁ」

B「でももう」

A「うん」

B「過ぎた事やもんなぁ」

A「うん」

B「恋人はもういない」

A「うん」

B「時代は戻らないよね」

A「……なんか聞いたことあるな」

B「タイムマシンは来ない」

A「CHARACHARAのタイムマシーン!」

 

B「なんかないんか」

A「なんかって何?」

B「ええ言葉で慰めるとか励ますとかないんか」

A「そう言いだされるとハードル物凄い上がるわ」

B「ええから」

A「気持ち童貞、ニキビ多めで行こう」

B「ふざけてんのか」

A「いや、分からんねん。俺が同じ状況やったとして、お前やったら何て言うねん」

B「気持ち童貞、ニキビ多めで行こう」

A「ふざけてんのか」